- 意外な犯人
- ありえない状況
- 巧妙なトリック
- 常識を打ち破る犯罪動機
- 意表を突いた展開
■ 本格推理小説に必要最低限のもの
- 謎の提示
- 謎を解くための手がかりや伏線の提示
- 手がかりに基づく論理的名推理
- 真相の提示
推理型の物語
探偵もしくはその他の人物の推理によって(頭を使って)謎の解明をみる。
物語中には、
が存在している。
真相や犯人は、
ことにより明らかになる。
創作法
- トリックやプロットを考える(結論)
- トリックやプロットに状況や舞台を当てはめる
- 状況に人物を当てはめる
- 状況と人物にふさわしい物語を考える
- 全体のプロットを再構成する(発端)
捜査型の物語
物語の推移や探偵の行動
によって、順次、結論や結末にたどりつけば良い。
創作法
- 全体の物語やプロットを考える(発端)
- 人物設定を考える
- 状況や物語を当てはめる
- トリックを付加することもある
- 解決を考える(結論)
■ 手がかり・伏線
手がかりや伏線のあり方
以下のケースはフェア・プレーでない。
- 拳銃を突きつけて犯人に自白を強要
- ぶん殴って真相を聞きだす
- 犯人の告白が書かれた手紙を偶然手にする
など。
トリックを物語の中核に置く。
トリックはできるかぎり前例がなく、独創的なものであるべき
発想法
ひたすらトリックについて考え続ける
トリックについて考え続けていれば、そのうち浮かんでくる、、はず。
過去に存在した同種の事柄について研究するべき
- テーマに関する研究
- 過去の傑作や名作を網羅するくらいの読み込み
これを怠ると、
と指摘される
完成度を上げる
完成したら、無駄や無理を削って修正する。
トリックを基に、読者をだまそうとする物語には無理があるので、
それを極力、普通で平凡に見せかけるのが、作家の腕前。
義務
作者は、これらを立証する義務がある。
- 事件に真の謎がある
- 事件に不可思議性がある
- 簡単には解決しがたい難事件である
ルール
- 手がかり・証拠・伏線などは、物語の中で読者の目に触れるようにしなければならない
- 重要な証言の客観性を、作者が読者に対して何らかの形で担保すること
■ 動機
動機は重要
「犯人あて」という要素がある場合は特に。
犯人は動機を隠さなければならない
動機があると犯人と思われてしまうので。
動機の発見につながる手がかりを物語中に提示する
フェア・プレーの精神。
犯行の動機を暴く原理
が基本原理。