ドラマジェネレーター

ドラマジェネレーター

決められたシナリオをたどることによって、生まれるドラマではなく、

ゲームシステムによって、ドラマを生み出すゲームジャンル

 

アルファ・システムガンパレード・マーチなどは、

NPCAI制御にすることにより、

無限のドラマを生み出すゲームシステムを構築している。

 

 

ドラマジェネレーター考察

現代的なゲームにおけるドラマ

昔のゲームは、多くがドラマジェネレーターであり、

最近のゲームは、ほとんどがドラマジェネレーターでなくなった、

と思います。

 

というのは、最近のゲームの常識である、

  1. 「シナリオ重視のゲームシステム」で、決められた道をたどるだけ
  2. 安易な救済機能(どこでもセーブできる、パーティ全滅時のペナルティの低さ)

などといった要素は、

ゲームシステムからドラマが生成される可能性を下げている、

と思うからです。

(それが悪いわけではありません)

 

例えば、

1に関しては、決められたドラマしか生み出さない、

2に関しては、例えば、

洞窟の奥底で回復アイテムも尽き、もうこれはダメなのか、、、

と途方にくれていたときに、偶然回復アイテムを見つけたときの感動といったら、、!

 

ただ、1によるドラマの要因である、

「魅力的なキャラ・物語」によるドラマは、非常に分かりやすく、一般的にも理解されやすい(アピールしやすい)ものです。

そして、今のゲームは、

  • 短期間で感動
  • 短期間で消費

されなければ、商品として成り立たない、

という理由があるので、

お手軽に感動を味わえるためにも、

一本道ストーリーは仕方ないのかもしれません。

 

2についても、

ゲームはどんなプレイヤーでもクリアできるようにしなければいけない!

親切でないゲームはダメだ!

というのが現代のゲームの常識(たぶん)ですから、これも仕方ないと思います。

 

ドラマジェネレーターの作り方

何もAI制御しなければ、ドラマジェネレーターが作れないわけではありません。

ドラマが生まれやすいようなゲームシステムであれば、問題ないわけです。

 

例えば、人の「死」はドラマを生み出します。

自分に親しい人であるほど、人の「死」は悲しいものです。

それをゲームに取り込んだのが、

ウィザードリィ」の「キャラロスト」です。

現代のゲームのキャラは基本的に死にません。イベントで死ぬ場合はありますが。

 

これにより、キャラの「死」というドラマティックなイベントを

常時生成できるようなゲームシステムになっています。

 

また、「俺の屍を超えてゆけ」では、

短命の呪いにより「死」の周期が非常に短く、すぐ「キャラロスト」します。

さらに、キャラメイクのシステムが、

現存しているキャラと神が交わることにより子を授かる

という、「生」のドラマをジェネレートしているといえます。

 

補足ですが、キャラの「生死」をドラマジェネレートする場合、

シナリオ重視のシステムだとシナリオ分岐が発生するため、実現が困難です。

また、「死」により常時パーティの入れ替えが発生するため、

魅力的なキャラを膨大な数用意するのは現実的ではありません。

よって、キャラは無個性であり、シナリオもあってないようなもの、

といったゲームシステムにならざるを得ません。

 

とまあ、ここでは、人の「生死」によりドラマをジェネレートしている例を挙げましたが、

このほかにも、現実・映画・漫画で生成されるドラマ要素・成立条件を分析し、

それをゲームシステムで自動生成できるようにすれば、

ドラマジェネレータを作ることが可能ではないのかもしれません。

 

参考