シナリオの構成

シナリオの構成

目次

シナリオとは「構成」である

シナリオとは、「構成」でものを語る手法のことです。

 

例えば、

赤い夕日が目にしみて感動した。

というテーマがあるとします。

 

これ自体では、それを聞いた人の反応は、たいてい

「ふーん。よかったね」

で終わると思います。

 

なぜかというと、

「赤い夕日が目にしみて感動した」

という一文では、感動した理由が分からないからです。

 

これが、

AはBの罠にかかり、地下深くに存在する牢獄に閉じ込められた。

Aは絶望の淵に立たされながらも、希望の光を捨てずに、脱出を試みた。

そして、数ヶ月後、
Aは牢獄から脱出することに成功した。

Aは久しぶりに地上に立ち、
赤々とした夕日を見て、
頬からは一粒の熱い雫が流れ落ちていた。

というように、

暗い闇の中に数ヶ月間閉じ込められた、

という「前フリ」を入れるだけでも、

夕日を見て感動した!

ということを分かりやすく(理由付け)、

印象的に表現することができます。

 

結論:構成を考えると……

  • テーマの理由付け
  • テーマの印象付け

がハッキリ、より大きくできる!

 

起承転結

では、構成はどのようにするべきかというと、

よく基本とされるのが、「起承転結」です。

 

それぞれの状態における盛り上がりのグラフは、こんな感じになります。

http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/k/kenmo/20061206/20061206170143.png

まず、「起」で、プレイヤーの注意をしっかり惹きつける必要があります。

続いて、「承」で、クライマックスに向けての盛り上がりを作っていきます。

そして!! 「転」で一気に大爆発させます。これは突然であるほど、プレイヤーを印象付けることができます。

最後に、「結」で、スッキリとまとめて話を終わらせます。

 

「起」でやるべきことは、

  • 登場人物の紹介
  • 主人公の目的
  • テーマの提示

です。

 

「承」では、「転」に向けての盛り上がりを作っていきます。

目的の達成に向けて、小さな目的を果たしていきます。

この目的の達成に近づく、という「変化」が重要です。

例えば、ラスボスを倒すことが最終目標であれば、

その部下を少しずつ倒していく、といった感じです。

 

コツとして、この場合、

部下を倒すという「成功」だけでなく、

部下に倒されるという「失敗」も少し混ぜると、

ドラマ性が向上します。

 

つまり、承でやること

  • 成功
  • 失敗
  • 変化

の表現となります。

 

「転」では、そのシナリオで最も見せたい部分を表現します。

具体的には、ラスボスとのバトルですね。

ここで、しっかりとテーマとしているものを描きます。

「転」で、主人公は目的を達成してしまいました。

なので、「結」では特に何もやることはない、、、

わけではありません。

 

オマケ的な感じになりますが、

後日談など、主人公が目的を達成したことを強調します。

それにより、

「ああ、終わったなー」

プレイヤーをスッキリさせて話を終わらせることができます。