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ゲームでのキャラ立ちというと、まっさきにキャラゲーが思いつきます。
まあ、キャラゲーというと、アニメや漫画などの版権キャラクターを使っただけで、
ゲームシステムが充分練りこまれていない、
「くそげー」というイメージが一般的(最近はそれほどひどくない?)ですが、
ここでは、
という点について考えてみます。
シナリオが魅力的で、その中で個性的な力が発揮できるキャラは、キャラが立ちます。
まあ、これは、ゲームというより、小説や漫画とかを参考にしたほうがいいのかもしれません。
例えば、
http://uehashi.sakura.ne.jp/780/text/cyaranituite.html
ここらへんを参考に。
プレイヤーが「あっ!」と驚くような性能を持つキャラは、キャラ立ちしやすいと思います。
例えば、キノコを取ると巨大化するヒゲの人とか、
やたらクネクネ動いて、お辞儀のモーションまである人とか、
敵まで踊らせてしまうダンスをする人とか、、。
プレイヤーに「おっ!」「いやwこれwあり得なww」と思わせれば、キャラ立ちできる可能性は大いに秘めていると思います。
逆に、「どこかで見たことあるアクションだな。ツマンネ」と思われると、キャラ立ちしにくくなりそうな気もします。
さらに、その性能が「ゲーム内で役に立つ」かどうかも重要です。
ゲーム内で役に立たない「ネタ技」という方向性もアリかもしれませんが、
積極的に使われることで、その個性に磨きがかかるのではないかと思います。
例えば、ヒゲの人は大きくなると、ブロックが壊せて色んなところにいける楽しみがありました。
そうすると、積極的にキノコを取ろうとして、キャラがプレイヤーに印象付けられやすくなります。
チュートリアルキャラとは、ゲーム中でプレイヤーにゲーム目的や操作方法を教えてくれるキャラです。
何も分らないプレイヤーにあれこれ手ほどきしてくれるキャラは、
プレイヤーにとってかけがえのないキャラなので、勝手にキャラ立ちしてくれます。
これは、ストーリー上でのつながりのあるキャラ(実の父親)とかよりも大切なキャラと思わせることができます。
もし、チュートリアルキャラが凶悪な犯人に殺されようならば、プレイヤーは
「意地でも仇を取ってやろう!」
などと、(犯人にぎゃふんと言わせるという)目的達成へのプレイヤーの動機付けを大きくすることができます。
プレイヤーの分身となる主人公キャラもそうですが、
仲間となるキャラと、ずーっと行動していると、自然とキャラが立ってきます。
たとえば、Wiz。(まあ、キャラが立つというより感情移入ではありますが)
長い間一緒にいると、自然と大切な存在に思えてくるものですね。
ADVはなんといっても、「テキストをたくさん読ませることができる」ため、
シナリオの良さが重視されます。
そのシナリオの中で、個性的な能力を発揮できるキャラを作れば、
勝手にキャラ立ちするのではないかと思います。
あとは、「選択肢」をキャラの性格と同調させるなど、
「選択肢」を選ぶ理由と結果をキャラを通して分りやすく反映させることでしょうか。
例えば、逆転裁判では、ナルホドくんと一緒に悩んだり、推理している感触があり、
ナルホドくんに魅了されていたような気がします。
SLGでは、ADVの延長と考え、シナリオ重視とする方法があります。
また、
ので、キャラ同士の連帯感を感じさせるゲームシステムにすることも可能です。
ただ、性能が低く、使えないキャラを作ってしまうと、
そのキャラのゲームにおける存在理由がなくなってしまい、
ゲーム的にキャラが立たなくなる可能性があります。
(まあ、わざと使えないキャラにしておいて、実は裏切りキャラだった、という方法もありかもしれませんが……
これもADVと同じ。
ただ、ストーリーで引っ張りすぎると、ストーリーがゲームシステムと乖離してしまい、
肝心のゲームが作業ゲーになってしまいがち。
たいてい戦闘が多いので、SLGのようにたくさんのキャラを同時に操作させると面倒になってしまいます。
うーむ、なにげに、キャラを立てるのが難しいジャンルのような気がします。
シナリオをメインに据えるよりも、Wizみたいにシステム重視にしたほうが、キャラを立てやすいかもしれませんね。
キャラ性能による、キャラ立ちをさせるのが最も有効ではないかと思います。
ADV的なテキストを読ませる手法は、ゲームのテンポを悪くするので、あまり長く読ませない方がいいのかもしれません。